《舞台公演予定》
お問合せ・チケットお申込先:宮内美樹 TEL:090-5580‐6864 MAIL: shuuseikai2003@yahoo.co.jp
☆どうぞなんでもお問い合わせください
第31,32回久習會公演は、昨今の情勢を鑑み延期とさせていただきます。
お申し込みくださいました皆様には、個別にご連絡申し上げます。
このたびもお騒がせしてしまい、申し訳ありません。
【延期前】
[第31回]2020年6月27日(土)14時開演 演目:邯鄲、呂蓮、巴
[第32回]2020年6月29日(月)17時開演 演目:邯鄲、樋の酒、葵上
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【延期後】
2021年7月12日(月)17時開演 於千駄ヶ谷・国立能楽堂 演目:邯鄲、呂蓮、葵上
※一日のみの公演になります
★第31,32回久習會(きゅうしゅうかい)
※久習會は観世流橋岡會(当主・九世橋岡久太郎)門下生による研修・研究公演です
日時:
[第31回]2020年6月27日(土)14時開演 17時20分終演予定
[第32回]2020年6月29日(月)17時開演 20時15分終演予定
場所:双方とも国立能楽堂(https://www.ntj.jac.go.jp/nou/access/)
演目:
[第31回]
能「邯鄲(かんたん)」
シテ=荒木 亮 子方=根岸しんら ワキ=福王和幸
笛=藤田次郎 小鼓=幸清次郎 大鼓=大倉正之助 太鼓=井上敬介
後見=梅若修一 地頭=山中迓晶
狂言「呂蓮(ろれん)」三宅右近
能「巴(ともえ)」(16時15分頃)
シテ=宮内美樹 ワキ=福王和幸
笛=栗林祐輔 小鼓=飯田清一 大鼓=大倉栄太郎
後見=岡田晃一 地頭=馬野正基
[第32回]
能「邯鄲(かんたん)」※第31回と同じ演目ですが、演出に若干の違いがございます
シテ=荒木 亮 子方=根岸しんら ワキ=福王和幸
笛=藤田次郎 小鼓=幸清次郎 大鼓=大倉正之助 太鼓=井上敬介
後見=梅若修一 地頭=山中迓晶
狂言「樋の酒(ひのさけ)」三宅右近
能「葵上(あおいのうえ)」(19時頃)
シテ=宮内美樹 ツレ=三吉徹子 ワキ=福王和幸
笛=栗林祐輔 小鼓=飯田清一 大鼓=大倉栄太郎 太鼓=井上敬介
後見=岡田晃一 地頭=馬野正基
料金(全席指定):
A席(正面):8,000円(演者を正面から見ます)
B席(脇正面):6,000円(演者を横から見ます)
C席(中正面):4,000円(演者を斜めから見ます)
D席(学生・外国人(脇正面)):2,000円
※当日払いの場合は、以下サイトよりお手続きください。
[第31回]をお申し込みの場合→ https://peatix.com/event/1459312
[第32回]をお申し込みの場合→ https://peatix.com/event/1459315
演目あらすじ
能「邯鄲(かんたん)」
舞台は中国。邯鄲の里を訪れた悩める青年は、宿屋の女主人から不思議な枕を借りる。それは、「わが身の進むべき道を悟ることが出来る」という枕。青年は早速これを使って昼寝をする。
しばらくして帝の使いと名乗る男に起こされた青年は、帝位を譲ると告げられ、そのまま大臣たちの居並ぶ王宮へと連れて行かれる。皇帝として栄華の日々を過ごし、不老長寿の酒で大宴会を開いて歓楽の限りを尽くした青年であったが、そうする内に人々の姿は消えてしまい、青年は再び眠りに落ちてゆく。
青年が目を覚ますと、そこはもとの宿屋。今までの出来事が全て夢だと悟った青年は、この世の真理を知って満足するのであった。
能「巴(ともえ)」
木曽出身の僧が琵琶湖のほとりを訪れると、松蔭に祀られた神の前で涙を流す、一人の女がいた。僧が声をかけると、女は、ここに祀られているのは木曽義仲であると教え、自分は亡霊だと明かして消え失せる。
僧が弔っていると、先刻の女が武装した姿で現れた。女は、義仲に仕えた女武者・巴御前の亡霊。巴は、運尽きた義仲が自害するに至った経緯を語り、義仲に最期の供を許されなかった自らの無念を述べ、義仲への最後の奉公として戦った合戦の様子を再現して見せるのだった。
狂言「呂蓮(ろれん)」
都見物に来た僧が、宿主が出家したいというので髪を剃り呂蓮という僧名をつけてやるが、宿主の妻は夫が勝手に出家したことを怒る。主人は「僧が勝手に剃った」と言い逃げてしまい、僧は妻に追われるはめになる。
狂言「樋の酒(ひのさけ)」
主人が二人の召使に米蔵、酒蔵を離れずしっかり見張り番をするように言いつけて外出するが、二人は蔵と蔵との間に樋(とい)を掛け渡して酒を流し、酒宴を始めてしまう。
能「葵上(あおいのうえ)」舞台は「源氏物語」の世界。光源氏の正妻・葵上は、最近物の怪(もののけ:悪霊、怨霊のような妖しいもの)に悩まされていた。その正体を知るべく巫女に口寄せをさせると、一人の女性の生き霊が現れる。 それこそが、光源氏の愛人・六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)。
御息所はかつて葵上に辱めを受けた怨念を吐露している内に気持ちを抑えられなくなり、葵上を呪い殺して黄泉の国へ連れ去ろうとする。
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第30回久習會公演は、昨今の情勢を鑑み中止とさせていただきます。
お申し込みくださいました皆様には、返金手続等のご案内を含め、2月28日以降個別にご連絡申し上げます。
お騒がせしてしまい、申し訳ありません。
★第30回久習會(きゅうしゅうかい)
※久習會は観世流橋岡會(当主・九世橋岡久太郎)門下生による研修・研究公演です
日時:2020年3月12日(木)15時開演 19時45分終演予定
※途中入退場可能です
場所:国立能楽堂(https://www.ntj.jac.go.jp/nou/access/)
演目:
「翁」翁=荒木 亮 千歳=橋岡伸明 三番三=善竹富太郎(囃子は「弓八幡」と同じ)
能「弓八幡(ゆみやわた)」
シテ=荒木 亮 ツレ=橋岡伸明 ワキ=野口琢弘
笛=栗林祐輔 小鼓=曽和正博ほか 大鼓=大倉慶乃助 太鼓=小寺佐七
後見=梅若修一 地頭=山中迓晶
狂言「夷大黒(えびすだいこく)」善竹十郎
能「自然居士(じねんこじ)」(18時30分頃)
シテ=宮内美樹 子方=根岸しんら ワキ=野口能弘
笛=一噌幸弘 小鼓=観世新九郎 大鼓=大倉栄太郎
後見=岡田晃一 地頭=馬野正基
料金(全席指定):
A正面席=1万円 B脇正面席=7千円 C中正面席=5千円 D(学生・外国人)B席を2千円
残席状況→http://kyushukai.cafe.coocan.jp/30zanseki.html
演目あらすじ
〈「翁」〉 役者が神に変身し、五穀豊穣を再現。御代を祝福して舞を舞う。「能にして能にあらず」と言われ神聖視される、祈りの儀式。
〈能「弓八幡」〉帝の臣下が京都石清水八幡宮を参詣していると、錦の袋に弓に入れた老人がいる。不思議に思った臣下が何処から来たのかを尋ねると、老人は「私は長年この八幡宮に仕えている者ですが、帝に弓を捧げようと思い、貴方が来るのを待っていたのです。これは神の思し召しなのです」と答える。
さらに老翁は宮の謂れを語り、実は自分は八幡宮の神託を伝えるために現れた神であると言い消え失せる。
さて臣下が帰ろうとすると、どこからか音楽が聞こえ霊香が薫じ、高良の神がその姿を現す。
神は舞を舞い、御代を祝い、八幡宮の神徳を讃えるのだった。
〈狂言「夷大黒」〉有徳の長者が「我が家に夷様と大黒様がおいでくださいますように」と願うと、その信仰の深さを褒めて夷と大黒は彼に宝を与え、その家の福の神に納まる。
〈能「自然居士」〉都で名高い青年僧・自然居士の説法の場に現れた、一人の少女。彼女は一枚の着物を居士に捧げ、亡くなった父母の回向を願う。
しかしそのとき、人買い商人が現れ、少女を連れ去ってしまう。実は彼女は、この着物と引き換えに身を売ったのだった。居士は少女を救うべく、男たちを追いかけてゆく。
やがて琵琶湖岸で追いついた彼は、漕ぎ出した男たちの船に乗り移ると、少女を返せと迫る。説法の名手である居士の舌鋒に少女の返還を余儀なくされた男たちは、交換条件として大道芸をして見せろと言う。
居士は屈辱にまみれながらも、少女のために舞を舞い、芸を尽くす。やがて男たちは諦め少女を解放し、居士は少女を伴って都へ帰るのだった。
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★第29回久習會(きゅうしゅうかい)
※久習會は観世流橋岡會(当主・九世橋岡久太郎)門下生による研修・研究公演です
・日時:10/15(火)17時開演(16時開場) 20時半終演予定
・場所:国立能楽堂(JR千駄ヶ谷駅より徒歩5分)http://www.ntj.jac.go.jp/nou/access/
・演目:
能「井筒(いづつ)」
シテ:荒木 亮 ワキ:福王和幸 アイ:野村太一郎
笛:松田弘之 小鼓:幸 清次郎 大鼓:大倉正之助
後見:岡田晃一、梅若雅一
地頭:山中ガ晶
狂言「磁石(じしゃく)」
人買商人:野村萬斎 田舎者:内藤 連 宿屋主人:深田博治
(休憩15分)
能「雷電(らいでん)」(午後7時30分開演)
シテ:宮内美樹 ワキ:福王和幸 アイ:高野和憲
笛:栗林祐輔 小鼓:曽和伊喜夫 大鼓:大倉慶乃助 太鼓:金春國直
後見:岡田晃一、梅若雅一、山中ガ晶
地頭:馬野正基
・料金
A席(正面) : 8,000円(演者を正面から見ます)
B席(脇正面): 6,000円(演者を横から見ます)
C席(中正面): 4,000円(演者を斜めから見ます)
D席(学生・外国人(中正面)): 2,000円
〈能「井筒」あらすじ〉
旅僧が大和国(奈良) 石上の里を訪れると、在原寺の境内で一人の女性に出会います。庭の片隅にある塚へ花水を手向けていた彼女は、「この塚こそが在原業平の墓です」と僧に教えます。
さらに、業平と妻・紀有常(きのありつね)の娘との夫婦愛のエピソードを語り、幼馴染みの二人が小さい頃に井戸に顔を映しあっていた故事などを教えます。やがて女は、自分こそ紀有常の娘の霊だと明かすと、姿を消してしまいます。
やがて夜も更けた頃。有常の娘の霊が、僧の夢に現れます。業平の形見の衣を身に着けて現れた彼女は、愛する夫との一体感に浸りつつ、高まりゆく思いが抑えられなくなり、恋慕の舞を舞います。
遂に感極まり、思い出の詰まった井戸へ向かう霊。水に映る面影を暫し見つめていた彼女は、幸せな日々を懐かしみつつ、そのまま消えてしまいます。
〈狂言「磁石」あらすじ〉
田舎者が物見遊山をしていると人買い商人が田舎者に近寄り、都を案内してやると甘言で田舎者を丸め込み宿屋まで連れて行きます。人買は宿屋の主人と人身売買の話をまとめますが、その一部始終を田舎者が聞いてしまいます。
翌朝、田舎者は先回りをして宿の主人を騙し、金を受け取って逃げます。それに気がついた人買は、刀を持って田舎者を追いかけます。
田舎者を捉えて人買が刀を振り上げると、田舎者は「自分は磁石の精だ」と言い出し刀を飲み込もうとし、人買が刀を鞘におさめると目を回して倒れてしまいます。慌てた人買は、田舎者のそばに刀を置いてなんとか治してやろうとし、このすきを見て田舎者は刀を奪って逃げていきます。
〈能「雷電」あらすじ〉
時は平安時代中期。ある夜、比叡山の高僧のもとに菅原道真の霊が訪れます。生前師弟関係にあった二人は再会を喜びますが、「私は雷神となって、私を陥れた貴族たちに、内裏に祟ります。そのとき救援の勅命があっても従わないで欲しい」と僧に告げます。僧がそれを断るや、道真は顔色が急変して鬼の形相となり、ザクロを噛み砕いて火を吐くと姿を消してしまいます。
やがて法僧が内裏に召されて祈祷をしていると、雷神となった道真の怨霊が現れ僧と戦いますが、最後には法力に屈して消えてしまいます。
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★第28回久習會(きゅうしゅうかい)
※久習會は観世流橋岡會(当主・九世橋岡久太郎)門下生による研修・研究公演です
・日時:2019年2月9日(土 )14時開演 (13時開場、17時半終演予定)
・場所:宝生能楽堂(JR水道橋駅より徒歩2分、東京ドーム向かい)
http://www.hosho.or.jp/nohgakudo/
座席表 https://zaseki.music-mdata.com/20633/1
・演目:
・料金
A席(正面) : 8,000円(演者を正面から見ます)
B席(脇正面): 6,000円(演者を横から見ます)
C席(中正面): 4,000円(演者を斜めから見ます)
D席(学生・外国人(中正面)): 2,000円
旅僧が宇治の里に通りかかると、一人の老人が現れます。僧は老人に案内を請い、二人は宇治の名所を見て廻ります。最後に老人は僧を平等院にいざない源平合戦の古蹟を見せ、今日がまさにその戦の日ですと教えます。老人は、戦で自害した源頼政の回向を僧に頼み、姿を消してしまいます。実はこの老人こそが、頼政の幽霊だったのです。
僧が供養していると、頼政の幽霊が在りし日の姿で現れ、僧の弔いに感謝します。頼政は戦へと至った経緯を語り、宇治川の合戦の緊迫した戦場の様子を再現して見せます。やがて、自らの最期までを語り終え、供養を願いつつ消えてゆくのでした。
〈狂言「寝音曲」あらすじ〉
太郎冠者が謡上手であることを知った主人が、早速自分の前で謡うように命じます。今後何度も謡わされてはかなわないと考えた太郎冠者は、酒を飲まなければ謡えないと嘘をつきます。
どうしても謡を聞きたい主人が酒を用意すると、妻の膝枕でなければ声が出ないと言い出すので、主人は自分の膝を貸してやります。太郎冠者は、寝ているときは謡えるのに起きると声が出なくなるようなふりをします。
ところが酒に酔い調子に乗った太郎冠者は、膝枕のときには謡わず、起こされたときに声を出してしまいます。挙げ句の果てには・・。
〈能「現在七面」あらすじ〉
場所は甲斐の国 身延山中。日蓮大聖人が法華経を読経すると必ず、不思議な女人が花水を捧げに来ます。
名を尋ねると、女人は「成仏を願って参っているのです」と答えます。大聖人が女人の罪業を説き、法華経を聴けば全ての者が成仏できること、8歳の龍女が成仏できた逸話を語ると女人は喜び、実は自分は身延山七面の池に住む大蛇なのですと明かします。苦しみを助けてもらった御礼に本当の姿を見せましょうと言うや否や、突然雷鳴轟き暴風雨になり、女人は姿を消します。
やがて恐ろしい姿の大蛇が現れ、大聖人の周りをぐるぐると巻きつきますが、読経が始まると大蛇はたちまち天女の姿に変わり、神の心を癒す神楽を舞い、身延山の鎮守となりますと約束し空高く消えてしまいました。
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★お正月を寿ぐ能楽公演★
日時:2019年1月1日(祝・火) 午前11時開演
場所:ホテルメトロポリタン池袋 エントランスロビー
〒171-8505 東京都豊島区西池袋1-6-1...
各線池袋駅西口より徒歩3分
https://ikebukuro.metropolitan.jp/access/index.html
演目:
1. 能楽レクチャー(約20分)
「イメージさせるワザ・イメージできる不思議」
日本語・英語同時解説 担当:宮内美樹
(当時のお客様の都合により日・仏語になる可能性があります)
2. 装束着け実演 (約20分)
担当:山中迓晶 他 英語通訳:宮内美樹
3. 演能:半能「高砂」
シテ(住吉明神)宮内美樹
ワキ(阿蘇宮神主)野口能弘
ワキツレ(阿蘇宮神官)野口琢弘
地謡 荒木 亮、山中迓晶、橋岡伸明
笛)藤田貴寛 小鼓)曽和伊喜夫
大鼓)大倉慶乃助 太鼓)林雄一郎
注記:入場無料、事前お申し込み不要
初詣のついでに、お気軽にお出掛けください。
お目にかかれた皆様には、ご挨拶をさせていただきます。
冷え込みが厳しい頃です。暖かくされていらしてください。
【「高砂」あらすじ 】
※今回は能の後場部分を演じる「半能」形式で行います
前場)
阿蘇神社の神主(ワキ)の一行が高砂浦に立ち寄ると、名木「相生松」の木蔭を掃き清める老夫婦(前シテ、ツレ)がいます。
二人は、この松が遠く離れた住吉浦の松と根っこが同じであることを教え、自分たち夫婦もこの松と同様、遠く離れても心は繋がっていると言います。
二人は、緑をたたえる松の葉こそわが国に栄える和歌の“言の葉”の象徴であると教えると、我らの正体はこの松の精であると明かし、住吉にいらっしゃい、其処でまた会いましょうと約束して沖へと消えてしまいます。
後場)
神主一行が住吉に赴くと、そこへ和歌の守護神・住吉明神(後シテ)が現れます。明神は颯爽と舞を舞い、民に寿・福を与えて、帝が治める素晴らしい御代を祝福するのでした。
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★第27回久習會(きゅうしゅうかい)
※久習會は観世流橋岡會(当主・九世橋岡久太郎)門下生による研修・研究公演です
・日時:7/14(土)14時開演(13時開場) 16時15分終演予定
・場所:国立能楽堂(JR千駄ヶ谷駅より徒歩5分)http://www.ntj.jac.go.jp/nou/access/
・演目:
狂言「因幡堂」シテ)野村太一郎 アド)岡 聡史
~休憩20分~
能「忠度」 シテ)宮内美樹 ワキ)福王和幸 アイ)野村太一郎
笛)栗林祐輔 小鼓)曽和正博 大鼓)佃 良太郎
後見)岡田晃一、梅若雅一、山中迓晶 地謡)荒木 亮 他
・料金
A席(正面) : 6,000円(演者を正面から見ます)
B席(脇正面): 5,000円(演者を横から見ます)
C席(中正面): 4,000円(演者を斜めから見ます)
D席(学生・外国人(中正面)): 1,000円
〈狂言「因幡堂」あらすじ〉
大酒呑みで家事もせず、時に自分をいびる悪妻に離縁状を送りつけた夫。新しい妻を授けてもらおうと因幡堂で夜通し祈願しているのを知った妻は、眠る夫の耳元に「西門に立つ女を妻にしろ」と囁きます。それを夢のお告げと思い込んだ夫は、西門にいた衣を被った女を自宅へ連れ帰り婚礼の盃を交わしますが・・。
〈能「忠度」あらすじ〉
平安時代の歌人・藤原俊成に仕えていた僧が須磨の地を訪れ、由緒ありげな桜の木を見つけます。そこに現れた老人に一晩泊めてくださいと願い出ますが、老人は「この桜の蔭よりも素晴らしい宿が他にあろうか、いや、あるまい」と言い、俊成の弟子・平忠度が詠んだ和歌について語ると、夢の中でまた会いましょうと言って姿を消します。
その夜僧がまどろんでいると、平忠度の亡霊が現れます。忠度は、師の俊成が撰んだ『千載集』に自らの歌が選ばれたものの、朝敵の身を憚って「詠み人知らず」とされてしまった無念を訴えます。
忠度は、平家都落ちの道中に都まで引き返し俊成に歌を託したこと、歌の短冊を箙に挿して戦に臨み討ち死にしたことなどを語り、歌道への想いを述べると、やがて花の蔭に消えてゆきました。
文武両道「世上に眼(まなこ)高し」といわれた忠度は、名声より「歌」そのものへの執着、「欲」があったはずです。家が滅び、人が亡くなっても「歌」は生き延びる・・歌人は「永遠の命」を生み出す存在であるのに、自分は正反対の「武人」の道を行く。暮れきった世界に・・。歌人として「忠度」と短冊に書いたあの日が、彼のお弔いだったのです。
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★第26回久習會(きゅうしゅうかい)
※久習會は観世流橋岡會(当主・九世橋岡久太郎)門下生による研修・研究公演です
・日時:4/9(月)18時開演(17時半開場)
・場所:国立能楽堂(JR千駄ヶ谷駅より徒歩5分)http://www.ntj.jac.go.jp/nou/access/
・演目:能「善知鳥」
シテ)荒木 亮 ツレ)宮内美樹 子方)山中つばめ
アイ)善竹大二郎 笛)杉 信太朗 小鼓)成田達志 大鼓)佃 良太郎
後見)岡田晃一、梅若雅一 地謡)山中ガ晶、川口晃平、橋岡伸明、坪内比路之、土田英貴、岩崎哲也
・詳細:http://kyushukai.cafe.coocan.jp/26.html
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★第25回 久習會(きゅうしゅうかい)
・日時:12/11(月)18時半開演(17時半開場)20時半終演予定
・場所:銀座 観世能楽堂(銀座SIX 地下3階)
地図:http://kanze.net/publics/index/267/
・演目:
狂言「福の神」
シテ(福の神)野村太一郎、アド(参詣人)岡 聡史、飯田 豪
地謡 竹山悠樹、中村修一、内藤 連
~休憩20分~
能「船弁慶(ふなべんけい)」前後之替
シテ(前場:静御前/後場:平知盛の怨霊)宮内美樹
子方(源義経)山中つばめ
ワキ(弁慶)福王和幸
ワキツレ(義経従者)村瀬 慧、村瀬 提、矢野昌平
間狂言(船頭) 野村太一郎
笛)松田弘之 小鼓)幸 正昭 大鼓)大倉栄太郎 太鼓)小寺佐七
後見 梅若雅一、山中迓晶
地頭 荒木 亮
・料金
A席(正面) : 6,000円(演者を正面から見ます)
B席(脇正面): 5,000円(演者を横から見ます)
C席(中正面): 4,000円(演者を斜めから見ます)
D席(学生・外国人(中正面)): 1,000円
・演目解説
狂言「福の神」
ある大晦日の夜、二人の男が福の神を祀る神社へ参詣すると、大きな笑い声をあげて福の神が現れます。
福の神は「毎年参拝に来るお前達を金持ちにしてやるから酒を寄越せ」と酒をもらい飲んでは歌い、豊かになる元手は金銀や米ではなく、心持ちだと諭します。さらに早起き、慈悲、人付き合い、夫婦仲の大切さを説いて謡い舞い、朗らかに帰っていきます。
囃子と地謡も加わった、賑やかな祝言曲です。
能「船弁慶」前後之替
〈前場〉
源平合戦後、兄の頼朝に疑われ追われる義経。都を出て大阪に到着した一行は、さらに西へ向けて船出の準備をします。
ここまで共に来た愛妾・静御前ですが、弁慶は「この一大事に女連れは世間体が悪い。静は都に戻って待つ段取りにすべき」と義経に進言し承諾を得、これは義経の命であると静に伝えます。
静は驚き嘆きますが、自分を追い返したい弁慶が主君の命と偽り独断で決めたのかと疑い、直接義経に会うと粘ります。しかし義経にも同じことを言われ、静は猜疑心を恥じて詫びます。
弁慶は、義経の門出を祝って舞えと静に命じますが、悲しみを堪えて舞いながらも、途中で泣き伏してしまいます。
〈後場〉
悪天候で出発をためらう義経は静と別れを惜しんでいましたが、「悪天候など問題ではない」と弁慶にたしなめられ、しぶしぶ出航します。
一行が向かうのは、滅びた平家の大半が沈む瀬戸内海。源平合戦の最期はほとんどが海上戦でしたので、義経は自分が滅ぼした一族の無念が漂う瀬戸内海を渡らなければならないのです。
すると、にわかに海が荒れ狂い、おびただしい数の平家の亡霊が波間から現れ、総大将・平知盛の怨霊が義経を襲います。
普段は武闘派の弁慶ですが、「刃では怨霊に太刀打ちできない」と数珠を揉み祈って義経を護り、怨霊を退散させます。
☆事前講座を11/27~29の日程で行います。2~3名様程揃えば、個別にも対応させていただきます。
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★松戸ニッセイエデンの園 創立20周年記念文化祭
半能「高砂」
・日時: 3/10(金)14時
・場所: 松戸ニッセイエデンの園 大ホール
地図 http://www.nissay-seirei.org/matsudo/index.html
「高砂」あらすじ
阿蘇の宮の神主が高砂(播磨ー兵庫)に立ち寄ると、そこは浦と松が美しく鐘の音まで聞こえる風雅な光景。どこからともなく現れた老夫婦に神主が「高砂の松」について問うと、「高砂・住吉の松は相生」と枯れぬ松の永遠さや夫婦の仲睦まじさを述べます。
やがて老夫婦は高砂・住吉の松の精である事を打ち明け、「住吉で待つ」と告げ小舟に乗って消えます。
住吉に向けて出航した神主一行は、残雪が月光に映える景色の中で住吉明神に巡り会います。明神は千秋万歳を祝い颯爽と舞います。
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★志野流香道道場 初香会★
能舞「西王母」
・日時:2/5(日)11時半〜12時
・場所:南流山 一茶双樹記念館
地図 http://www.issasoju-leimei.com/issa/koutu/koutu.html
・ 入場料:5,000円(呈茶付)
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★福島県相馬市 新市庁舎落成記念式典
半能「石橋」
・日時: 9/5(水)15時頃
・場所: 相馬市民会館 大ホール
地図 http://www.city.soma.fukushima.jp/siminkaikan/
・その他曲目: 狂言「附子」
「石橋」あらすじ
寂昭法師が仏道修行のため、中国の清涼山を訪れます。目の前には細くて長い、虹のような形をした橋、その向こうは文殊菩薩の浄土。この橋を渡ろうと決意しますが、人間がたやすく渡れるはずはないと山人に呼び止められます。山人が橋のいわれを語り、文殊の浄土の霊験を約束して消え去ると、やがて文殊菩薩の使いの霊獣・獅子が現われ、勇壮で豪快な舞を披露します。
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★久習會(きゅうしゅうかい)
・日時: 9/10(土)14時開演 (16時40分終演予定)
・場所: 宝生能楽堂(JR線・都営地下鉄水道橋駅より徒歩2分)
地図 http://www.hosho.or.jp/nohgakudo/
・曲目:
仕舞「網之段(あみのだん)」 橋岡伸明
素謡「藤戸(ふじと)」 シテ・岩崎哲也 ワキ・荒木亮
狂言「抜殻(ぬけがら)」 シテ(太郎冠者)・善竹十郎、アド(主)・善竹富太郎、後見・善竹大二郎
(休憩15分)
能「盛久(もりひさ)」 (15時半頃)
シテ(平盛久)・宮内美樹 ワキ(土屋三郎)・野口敦弘 ワキツレ(処刑人)・野口琢弘
笛・杉 信太朗 小鼓・後藤嘉津幸 大鼓・大倉栄太郎
後見・岡田晃一、梅若雅一
地謡・荒木亮、山中ガ晶、松山隆之、坪内比路之、土田英貴、橋岡伸明、宮下功、岩崎哲也
・料金
A席(正面): 6,000円(演者を正面から見ます)
B席(脇正面): 4,000円(演者を横から見ます)
C席(中正面): 3,000円(演者を斜めから見ます)
D席(脇正面または中正面): 2,000円
※D席は30歳未満・外国人対象の普及席です
仕舞「網之段」
「仕舞」とは能の見所の一部を舞うことで、「能のデッサン」とも言われます。
自ら身を売った子を探すために母親は常陸国櫻川まで彷徨い出、狂乱の余り流れる花びらを掬い集めますが、本当に手にしたいのは木に咲く桜ではなく我が子・櫻子であると思い返し涙に暮れます。
散る花を惜しみ我が子を恋うる母の心を、静かな型の内に表現します。
素謡「藤戸」
「素謡」とは囃子や舞、動き、面装束を排除して、謡だけで物語と曲の情感を表現することです。
能の特徴はギリギリまで削ぎ落とすところにありますが、削るよりもむしろ能の味わい全てを凝縮しているとも言えるのが「素謡」の魅力です。
源氏の武将・佐々木盛綱が戦功で下賜された島に入ると、中年の女性がさめざめと泣きながら現れ、盛綱が我が子を殺したと恨み言を言います。せめて弔って欲しいと嘆く母を不憫に思い、漁師だったその子を手に掛けた経緯を語ります。
真実を突き付けられ悲しみを募らせた母は取り乱し、自分も殺して欲しいと盛綱に詰め寄ります。盛綱は弔いを約束し、母は涙ながらに去ります。
弔いの最中に現れたのは、亡霊となった子。命を奪われ海に沈められた有り様を生々しく再現し、恨みの余りに悪龍の水神となったものの、遂には弔いの功徳によって成仏します。
狂言「抜殻」
使いを命じられた太郎冠者は振舞い酒を飲み過ぎ、帰り道で眠り込んでしまいます。見兼ねた主人が懲らしめのために鬼の面をかぶせて去ると、目覚めた冠者は水に映る自分の姿を見て驚き、鬼になってしまったと悲観して清水へ身を投げますが…。
能「盛久」
時は壇ノ浦合戦後。平家の残党・盛久は捕らえられ鎌倉へ護送されます。長年信仰した清水観音に暇乞いをし、悲哀に満ちた東下りの旅を続け、盛久は鎌倉に着きます。獄中で世の無常を思い、生き恥を晒すよりは死を望む盛久。明け方に処刑が決まり、これが最後と観音経を読み上げます。
まどろむ中に老僧が夢に現れ、盛久の身代わりになると約束をします。
やがて盛久が由比ヶ浜の刑場に引き出され、処刑人が刀を振りかざした瞬間、経巻から発した光に目が眩み、落とした刀が二つに折れてしまいます。
この奇跡により盛久は頼朝から罪を許され、所望された舞を晴れ晴れと舞い上げて退出して行きます。
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★久習會(きゅうしゅうかい)
・日時: 4/21(木)18時開演 (20時終演予定)
・場所: 宝生能楽堂(JR線・都営地下鉄水道橋駅より徒歩2分)
地図 http://www.hosho.or.jp/nohgakudo/
・曲目: 独吟「勧進帳(かんじんちょう)」橋岡伸明
狂言「金藤左衛門(きんとうざえもん)」
シテ:茂山千五郎、アド:茂山茂、後見:島田洋海
能「羽衣」(18時50分頃)
シテ・宮内美樹 ワキ・福王和幸 笛・栗林祐輔
小鼓・後藤嘉津幸 大鼓・佃 良太郎 太鼓・大川典良
後見・山中ガ晶、松山隆之 地頭・荒木 亮
A席(正面): 6,000円(演者を正面から見ます)
B席(脇正面): 4,000円(演者を横から見ます)
C席(中正面): 3,000円(演者を斜めから見ます)
D席(脇正面または中正面): 2,000円
※D席は30歳未満・外国人対象の普及席です
独吟「勧進帳」
歌舞伎「勧進帳」の原作である能「安宅」の劇中、弁慶がニセの勧進帳を即興で作り読み上げるシーンを、独特のリズムに緩急をつけて一人で謡います。
狂言「金藤左衛門」
女の持ち物を奪った山賊の金藤左衛門が、油断した隙に女に刀を奪われ、ついには身ぐるみはがされてしまいます。
能「羽衣」 ~日本最古のSF・日本版「未知との遭遇」~
三保の松原に住む漁師・白龍は、美しい衣を見つけます。家宝にするため持ち帰ろうとした白龍に、天女が現れてその衣を返して欲しいと頼みます。
白龍は聞き入れませんでしたが、「衣がないと天に帰れない」と悲しむ天女の姿に心を動かされ、天女の舞を見せてもらう代わりに衣を返すことにします。
昔話でもおなじみの、羽衣伝説をもとにした曲です。
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★久習會(きゅうしゅうかい)
・日時: 12/2(水)18時開演 (20時半終演予定)
・場所: 宝生能楽堂(JR線・都営地下鉄水道橋駅より徒歩2分)
・地図: http://www.hosho.or.jp/nohgakudo/
・曲目: 独調「放下僧 小歌」荒木亮、横山幸彦
狂言「鬼瓦」三宅近成
能「野宮」 宮内美樹
ワキ・野口能弘
アイ・高澤祐介
笛・松田弘之、小鼓・横山晴明、大鼓・大倉栄太郎
後見・岡田晃一、地頭・荒木亮
・料金
A席(正面): 6,000円(演者を正面から見ます)
B席(脇正面): 4,000円(演者を横から見ます)
C席(中正面): 3,000円(演者を斜めから見ます)
D席(脇正面または中正面): 2,000円
※D席は30歳未満・外国人対象の普及席です
〈「放下僧 小歌」〉
室町時代の流行り歌を、謡と小鼓で演奏します。
〈狂言「鬼瓦」〉
地方から上京した男が鬼瓦を見て妻を思い出し、ホームシックになってしまいますが・・・。室町時代の漫才です。
〈能「野宮」〉
「源氏物語」の登場人物、光源氏の恋人六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)が主人公です。
光源氏も御息所も皆この世を去ってから数百年が経った後、旧暦9月7日の月明かりの夜のお話です。
旅僧が嵯峨野・伊勢斎宮のみそぎの場とされた野の宮の跡地に立ち寄ります。
昔さながらの黒木(皮のついたままの木)の鳥居や柴の垣根を眺め参拝していると、榊を持った上品な里女が現れます。
女は、毎年必ず9月7日にここで昔を思い神事を行っている、だから邪魔せず立ち去るようにと僧に話しかけます。昔を思い出すとはどういうことかと僧が尋ねると、かつて光源氏が野の宮にいた六条御息所を訪ねてきたのがこの日だと告げ、懐かしそうに御息所の事を語ります。そして、自分こそがその御息所だと明かし、姿を消してしまいます。
土地の人から光源氏と御息所の物語を聞いた僧は、彼女の供養を始めます。すると、牛車に乗った御息所の亡霊が現れ、賀茂の祭りで源氏の正妻葵上の下人から受けた屈辱を語ります。
御息所は、妄執を断ち切れない自分を救うため回向して欲しいと僧に頼み、野の宮での源氏との別れの記憶を思い返しつつ舞を舞い、過去への想いを深く残しながら再び車に乗り、消え去ります。
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久習會
・日時: 6/30(火)18時半開演(20時40分終演予定)
・場所: 矢来能楽堂(地下鉄東西線神楽坂駅より徒歩5分)
・地図: http://yarai-nohgakudo.com/nohgakudo/access
・曲目: 一管「音取」栗林祐輔、独吟「定家一字題」荒木亮
狂言「杭か人か」野口隆行
能「殺生石(せっしょうせき)」 宮内美樹
(ワキ・福王和幸、笛・栗林祐輔、小鼓・曽和正博
大鼓・佃良太郎、太鼓・金春國直、地頭・荒木亮)
・詳細: http://homepage2.nifty.com/kyushukai/21.html
・料金: A席6000円、B席4000円、C席3000円(全席指定)
・お申込先: 宮内までお願いします
メール:shuuseikai2003@yahoo.co.jp
電話:090-5580-6864
ご希望の方には、詳しい解説を送らせていただきます。
(公演においでにならない方もどうぞご用命ください)
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「殺生石」をお楽しみいただくための講座を諸々用意させていただきました。(舞台をご覧にならない方ももちろん大歓迎です)
★事前講座「おもしろ能楽塾“殺生石を100倍楽しむ方法”」
ストーリー解説・実演・面装束紹介・こぼれ話盛り沢山で「殺生石」を徹底解剖してしまう楽しい講座です。
「能ってなにそれ、美味しいの?」という方から見巧者の皆様まで、大歓迎です。
・日時: 6月12(金)、26(金)の連続2回 14時~16時(1回のみのご参加も可)
・場所: 戸塚地域センター(各線高田馬場駅徒歩1分)
地図: http://www.to1.bz-office.net/gaiyo.html
・定員: 40名
・料金: 2000円(1回のみのご参加は1000円)
※公演チケットをお持ちの方は無料
※学生無料(成人された方でも在学中なら無料です)
★定例講座 ※1回のみのご参加でもお楽しみいただけます
≪能楽茶話会「殺生石」(全2回)≫
・日時: ①5/31(日)、 ②6/21(日) 14時~16時
・場所: アカデミー音羽(地下鉄有楽町線護国寺駅より徒歩1分)
・料金: 各回2,000円(曲にちなんだ菓子付)
※学生無料(成人された方でも在学中なら無料です)
≪能の物語を読む会「殺生石)(全2回)≫
・日時: ①5/24(日)、 ②6/14(日) 14時~16時
・場所: 新松戸市民センター
(常磐線接続地下鉄有楽町線新松戸駅より徒歩10分)
・料金: 各回2,000円
※学生無料(成人された方でも在学中なら無料です)
公演・講座お申込、お問合せ先:宮内までお願いします
メール:shuuseikai2003@yahoo.co.jp
電話:090-5580-6864
(殺生石 あらすじ)
僧がある石の上を飛ぶ鳥が落ちるのを見て不思議に思っていると、どこからか女が現れ、その石は殺生石といって近づく生き物を殺してしまうから近寄るなと教えます。女は「昔、玉藻の前という才色兼備の女官がいて帝の寵愛を受けたが、狐の化け物であることを陰陽師に見破られ殺されてしまった。その魂が残ってこの石に取り憑き、殺生石となった。私は玉藻の前の亡霊です。」と告白していなくなります。
やがて僧が法事を行うと石が割れて、狐の怨霊が姿を現します。「世界を股にかけて世の中を乱してきたが、陰陽師に調伏されついに殺された。以来、殺生石となって人を殺して何年も過ごしてきた」とこれまでを振り返り、今有難い仏法を授けられたからにはもう悪さはしません、と約束し狐の怨霊は消えます。